宴の舞台裏

皆さんが見る事のできない披露宴の裏側をご紹介します。

入場の仕方

披露宴の始まりのお二人が一番緊張する瞬間。もちろん司会者もちょー緊張しています。『新郎新婦の入場です』の声と共に音楽がなり、一番サビのところでいよいよドアがオープン!

ここでいきなり黒服のキャプテンが白手袋をして深々と礼をしながら一番に入ってくると、いきなり興ざめするのは私だけだろうか?それもブライダルテーブルまでずっと先導する。キャプテンに続いて新郎、そして少し距離を置いて新婦がゆっくりと進む。歩き方もかなりゆっくりで不自然。今でもこの先導はかなりの会場で行われている。自由に歩かせると、身軽な新郎がどうしても早く歩いてしまうし、仕方がないと言えば仕方がない。それに着席時の一礼の時に、音楽が一番高揚する時のタイミングを合わせるためでもある。

新しい感覚の会場では、ドアを開ける前に新郎新婦に事前にレクチャーして自由に歩かせている。ドアを開けると新郎新婦が先ず礼をして、腕を組みながら入場。個人的にもおそらく出席者の皆様も、こちらの方が好感が持てるのではないだろうか。早く歩いたっていい。のんびりとみんなに挨拶しながら歩いてもいい。礼をする時に音楽が静かだっていいじゃない。それがお二人の個性だし、感覚であると思う。こんな会場がこれからどんどん増えて行く事を期待してやまない。
披露宴の時間

披露宴の時間はほとんどの会場で2時間半、そして一部の会場では2時間と決まっている。それは一つの会場を一日に2回転、2時間の会場では3回転させるためだ。またお食事の時間・お酒を飲んで楽しめる時間としても2時間から2時間半が限界。この時間設定は間違っていないと思う。でもお客様が全員出終わるまでの時間だから、2時間だとちょっときついか?

一日2回転の会場ではほとんどの場合、披露宴終了から次の披露宴までは約2時間。3回転の場合は1時間から1時間半。この間にセッティングから引き出物の用意まですべて終わらせなければならない。出席者の数によって、テーブルの数もレイアウトも違うし、椅子の数も違う。これはかなりの重労働。皆さんはいつもテーブルに綺麗なクロスがかかっているから中身はどんなものかご存知無いと思うが、テーブルはすべて脚が折りたためる結構軽い(ちゃちい)物がほとんど。だって移動したりしまったりしなければならないから。もし中身を見てしまったらがっかりするかも知れない。 画像 

お客様が出終わり、ドアが閉まってからでないと何もできないので、この瞬間からサービスは戦争のような忙しさ。『一仕事おわった』と涼しげな顔して引き上げる司会者はいつも冷たい目で見られている。
なぜこの順番?

会場で用意されている進行表には、必ずウェディングケーキ入刀の後に乾杯が既に印刷されている。これは古くからこの順番で行われていると言うだけではなく、とても重要な理由がある。

それはシャンパンを開けるタイミングとそれを注ぎまわる時間。シャンパンなのだから開けるときに音が鳴る。新郎新婦がケーキに入刀した瞬間にキャプテンがナプキンをサッと上げ、そのタイミングでサービスがいっせいにお祝いのシャンパンを開ける。ぴったりそろうと気持ちがいい。

そしてお二人が皆さんに写真を撮られたり、ファーストバイトをしている間に全員に注ぎ終わり、すぐに乾杯のご発声の方をご紹介できると言う手はず。時々ケーキ入刀がなかったり、お色直しの後で入刀したりする場合があるが、まさか主賓がご挨拶中にシャンパンを開ける訳には行かず、乾杯まで妙な間が空いてしまう。これは古くから行われている知恵なんだと関心している。
お料理

皆さんが披露宴に出席されて一番楽しみにしているのは、お料理ではないだろうか?一番楽しみにしているだけに、あまり美味しくないとかなりがっかりして、披露宴自体は楽しくてもかなり興ざめする。

この準備の仕方は会場によって様々。すぐそばに厨房があり出来立てをサービスするのが売りの会場もあれば、披露宴開始時には殆ど全部出来上がっていて、保温箱に入っている所もある。最悪なのが開演前に既に何品か出ている会場。空調でお料理が乾いていたりする。これは和食ではありがちだが、気の利いた会場ではちゃんとお重に入っていて乾かないように配慮されている。これが一流と二流の差なのだろうか。

お食事に関しては、以前に比べてかなり改善されて来ていると思う。会場選びのポイントにお料理の美味しさにも重点が置かれつつあるからだ。そして出席者がそのままリピーターとなる可能性が高いという事実もある。結婚の平均年齢がどんどん高齢化し組数が減る上に、地味婚ブームで一組あたりの客単価が落ちているので、会場も顧客確保に躍起になっている。

レストランとは別にバンケット用の厨房を持つホテルでも、会場のある各階にサブの厨房を用意して、そこで運ばれて来たお料理を盛り付けソースをかけてサービスするようになってきた。しかし未だに昔ながらのやり方をしている所もあるのも事実。怪しければ、冷たい料理が多い和食は避けたほうが良いのかも知れない。
会場のスタッフ

ホテルでの披露宴のスタッフは、司会者を含め殆どが会場の社員ではない。音響さん・ビデオさん・カメラさんは会場の名札をつけてはいるが、ほぼ外注の別会社のスタッフ。だから一日の披露宴が終わるたびに、マイクなどの配線は全部撤収し、翌日また同じようにやる事になる。とってもムダだと思う。司会者が一番かかわる機会が多い音響さんとは、初顔合わせの場合は入念な打ち合わせが必要となる。何度かコメントをしている最中に音楽が鳴り始めて、後で謝られた事もあった。だから必ず何度か仕事をした相手以外とは、音楽を入れるきっかけの言葉を事前に打ち合わせるようにしている。

皆さんがあまりご存じないのが、サービススタッフ。キャプテンとサブキャプテンを除いては、すべてアルバイトみたいなもの。自社で雇っているアルバイトはかなり少なく、殆どが派遣スタッフである。その派遣先の社員も必ずサービスとして会場に常駐していて、その会場にあわせた教育をその場でしている。会場としても土日祝日しかない披露宴の為にたくさんの社員を抱える訳にも行かず、さりとてアルバイトを採用して教育するのにもお金がかかる。派遣のスタッフはかなり一生懸命やっているので、これには何も文句のつけようがない。

しかし、会場側の要請でなのだろうが、時々変なサービスの仕方をする事がある。一つの料理をサーブする度に、サービス全員が料理を持ちながら一斉に礼をしてから配り始めるやつ。お客様が全員食べ終わらないとできないサービスの仕方なのでやたら時間がかかり、お食事の遅れで披露宴が延長となる事も多い。これには頭が痛い。もっと気楽にやりましょうよ。
祝電

披露宴には読まれる祝電と名前だけしか紹介されない祝電とがある。ご紹介しきれないぐらい沢山ある場合もあるが、少ない時でもどうしてもお名前しかご紹介出来ない時がある。

それは殆どが会社関係から送られてくる、差出人は違うのにすべて文面が同じの電。披露宴全体でで5通しか送られてこなかったのに、すべてお名前しかご紹介出来ないケースもあった。

会社関係ではなくても、文面が同じになるケースが多い。それはNTTのお勧めの文面でそのまま送るケースが多いから。『華燭の盛典を祝しますと共に…』とか『お二人の素晴らしい門出にあたり…』とか『ビールのようにコクがあり…』なんかは、最初の一文字を見れば暗誦が出来るほど良く送られて来る。オリジナルな文面で送りましょう。

そして差出人名には無料でルビ(振り仮名)がふれる。これもお願いします。新郎新婦もご両家のご両親も知らない人から良く送られてくるもので…

最近はNTTがかなり司会者の為を思ってくれているのか、開くと音が鳴ってしまう電報はなくなった。ボタンを押さないとならない仕組み。でも郵政庁はまだ司会者をいじめる。花束のレタックスなど、開いただけで音がなってしまう。司会者をいじめないで下さい。
引き出物

披露宴には付き物の引き出物。最近はお持ち帰りの事を考えてカタログギフトにされる方もかなり増えてきている。

カタログギフト参考  ベルシンプル様

でも二人らしい引き出物が用意できるのなら、そちらの方をお勧めするのは言うまでもありません。なかなか軽くてオリジナリティーのある引き出物って見つけにくいのは確かですよね。

引き出物の用意の仕方は会場によって様々。お客様が入場前にあらかじめ椅子の上において置く所もあれば、デザートのあたりでせっせとサービスが運ぶ所もある。そして極めつけは引き出物の種類別に色分けされた札を配り、お開き口にて渡す方法。これは私個人的には、葬儀の時の引換券を想像してしまって、合理的であるが好きではない。

サービスはお食事のご用意でかなり忙しいので、ここはそれに専念してもらうことにして、昔ながらのやり方ではあるが、初めから椅子の上に置いてもらうのが一番スマートなやり方の気がする。

MC's Soliloquy

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